スポンサーリンク
「株主優待で生活する」と聞くと、TV番組「月曜から夜ふかし」で株主優待マニアとして、一躍有名になった桐谷広人さんを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
株主優待でもらった商品券や現物だけで生活するという桐谷さんの生活スタイルは大いに注目されましたね。
もちろん、株主優待の使い方としては、この方法が一番オーソドックスなのですが、もう一つ、別のアプローチで株主優待で稼ぐことが出来ます。
それは、株主優待でもらった商品券を金券ショップで換金し、現金として受け取るというやり方です。
この場合、株式投資自体の損得は無視してしまって、株主優待でもらった商品券の換金額を利益としてとらえていくのです。
実は、このやり方で稼いでいる人は少なくなく、金券ショップで売りに来ている人の多くは、株主優待の商品券を換金しに来ている人なのだそうです。
このやり方の良い所は、株式市場の動きに一喜一憂する必要がないこと。
特に、「自分はあまり投資には向いていない」と感じている人にとっては、最適な方法といえます。
もちろん、この方法で最大限稼ぐには、いくつかのコツがあります。
ここでは、そのやり方についてご説明いたします。
■株主優待で利益を出す事例 吉野家ホールディングス《9861》
・2016年3月4日の株価【1,397円】
⇒139,700円(1,397円×100株)で株を購入
・吉野家の株主優待【100株で2月と8月に300円サービス券10枚】
⇒300円×10=3,000円分のサービス券をゲット
・金券ショップの買取価格【大黒屋1枚250円】
⇒250円×10円=2,500円の現金をゲット⇒年間5,000円(2,500円×年2回)の利益
年間利回り約3.6%!
この方法は、株価の変動を無視するやり方です。多少の上がり下がりは関係なく、株主優待で利益を稼いでいきます。
そのため、購入する銘柄については、あまり変動がないものを選ぶ必要があります。
さらに、念には念を入れ、購入するタイミングも見極める必要があります。
いくら、株の動きは関係ないといっても、元本割れは精神的にこたえるので、株価が下がったタイミングで購入するのがベストです。そこで注意しておきたいのは次の2点です。
・株主優待の権利付日までは、株価が上がりやすいので、この時期は避ける
・株価がちょっと下がったり、急落したタイミングは絶好の買い場となる
銘柄の選定、そして購入のタイミングが最初の山場となります。
当然ながら、換金率はお店毎に異なります。
そのため、めんどくさがることなく、複数のショップの換金率をチェックして、一番換金率が高いお店を利用するようにしましょう。
比較については、各ショップのWEBサイトで確認出来ます。参考までにいくつか掲載するので、ご参照ください。
買取時期についても、換金率に大きな影響を与えます。
基本的に、金券ショップの買取率は需要が全て。高く売りたいと考えるのなら、株主優待券が届いたらすぐに買い取ってもらうのがベストです。
また、食券などの買取はショップ側で「有効期限が60日以上ある券が対象」など、条件を設けているお店がほとんど。その有効期限を切ってしまうと、そもそも売れなくなってしまうので、注意が必要です。
他のテクニックとして、交通・レジャー系の優待券は休暇直前に上がる傾向にあります。
年末年始、ゴールデンウイーク、お盆の時期などは需要が高まるので、高値で売れるのです。これらの優待券はタイミングをしっかりと見て売りたいですね。
スポンサーリンク
※株主優待の条件および株価は2016年3月のものです。変更される可能性もあるので事前に今一度ご確認ください。
■各銘柄の見方
【サービス名】
【優待対象となる最低必要株価数(株価から試算した必要金額)】
【権利確定時期】
【株主優待内容】
ANA
1,000株(327円×1,000=327,000円)
3月・9月(年2回)
・ANA国内線ご搭乗優待1回(国内全路線の片道1区間が「株主優待割引運賃」(普通運賃の50%割引)で利用出来る)
・ANAグループ各社・提携ホテルご優待(クーポン券の入った冊子1冊を発行)
JAL
100株(4,092円×100=409,200円)
3月(年1回)※200株〜は3月・9月の年2回
・片道1区間を、50%割引で利用出来る割引券1枚
JR東日本
100株(9,860円×100=986,000円)
3月(年1回)
・株主優待割引券1枚
東急電鉄
1,000株(937円×1,000=937,000円)
3月・9月(年2回)
・電車・東急バス全線きっぷ5枚
・東急百貨店 お買い物10%割引券
・東急ストア お買い物50円割引券
・東急ホテルズ 客室正規料金30%割引券
ご飲食代10%割引券
・東急病院 人間ドック基本料金10%割引券
・Bunkamuraザ・ミュージアム/五島美術館 共通ご招待券
神姫バス
1,000株(703円×1,000=703,000円)
3月・9月(年2回)
・乗合バス運賃半額割引券 5枚
・神姫バスツアーズの主催ツアー5%割引(他社の主催ツアー3%割引) 5枚 ※3月分のみ
・神姫フードサービス飲食料金100円割引 10枚 ※3月分のみ
・神姫商工 車検・サラダ館500円割引券 5枚 ※3月分のみ
・関連会社 タクシークーポン券500円 5枚
第一興商
100株(4,515円×100=451,500円)
3月・9月(年2回)
・「ビッグエコー」店舗、「楽蔵」、「ウメ子の家」・「びすとろ家」等飲食店で使える「株主ご優待券(1枚 500円相当)」 10枚
ルネサンス
100株(1,247円×100=124,700円)
3月・9月(年2回)
・優待券 2枚
※1枚につき、下記3つの中から1つを選択
1:1名(15歳以上)が1回限り無料でルネサンスの施設を利用
2:施設内のプロショップにて、商品を20%割引で購入
3:クラブ入会の際は入会金が無料
東京ディズニーランド
100株(7,926円×100=792,600円)
3月(年1回)※400株以上は年1回
・「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」どちらかのパークで利用可能な1デーパスポート 1枚
よみうりランド
1000株(451円×1,000=451,000円)
3月・9月(年2回)
・遊園地・プールWAI招待券綴1冊
・各場共通パス(川崎競馬場 船橋競馬場) 2枚
キッザニア
1,000株(235円×1,000円=235,000円)
3月・9月(年2回)
・キッザニア(東京・甲子園)での特別ご招待デー御招待券 1株主につき3名まで
吉野家
100株(1,348円×100=134,800円)
2月・8月(年2回)
・10枚の300円サービス券
CoCo壱番屋
100株(6,000円×100=600,000円)
5月・11月(年2回)
・1,500円相当(500円券×3枚)優待券
モスバーガー
100株(3,070円×100=307,000円)
6月・11月(年2回)
・モスグループ店舗およびミスタードーナツ店舗で相互利用できる優待券500円×2枚
大庄
100株(1,390円×100=139,000円)
2月・8月(年2回)
・優待飲食券(500円券)5枚または産地直送の特産品
ABCマート
100株(6,940円×100=694,000円)
2月(年1回)
・3,000円 (1,000円割引券3枚 )優待券
しまむら
100株(13,190円×100=1319,000円)
2月(年1回)
・しまむらなどのお店で使える買物券(1,000円券)2枚
マツモトキヨシ
100株(5,130円×100=513,000円)
3月・9月(年2回)
・2,000円分商品券
高島屋
1000株(959円×1,000=959,000円)
2月・8月(年2回)
・株主様ご優待カード(10%オフカード) 1枚
近鉄百貨店
1000株(289円×1,000=289,000円)
2月・8月(年2回)
・株主様お買い物優待カード(10%オフカード) 1枚
・株主様ご優待クーポン券冊子 1冊
ひとくちに「株式投資」といっても、そのアプローチの仕方は実に多様です。
その中でも、株主優待で利益を出すというこのやり方は、初心者でも安心して出来るものです。
もちろん、剛腕投資家のように、「1年で資金を数倍にした!」というものではありませんが、銀行の利子に比べるとよほど利益が出のです。
大事なのは、銘柄選びと購入タイミング、売る場所と売り時です。
じっくり勉強して、チャレンジしてみてくださいね。
スポンサーリンク
■株式投資コンテンツ
・株式投資で稼ぐ
・IPO株で儲けるための基礎知識
■この稼ぎ方に興味のある人はこんな稼ぎ方もオススメ!
・FXで稼ぐ
・投資信託で稼ぐ
・ETF(上場投資信託)で稼ぐ
講座では、お金の「10の教養」と「10の仕組み」についてレクチャーしてくれます。お金の考え方が180度変わった日で、収入額に関係なくお金が貯まる脳構造になるでしょう。
講座は東京・大阪・京都・愛知で無料で定期的に開催。毎年千人ほどが受講しています。■詳細はコチラ