トップページ > スマホアプリ開発で稼ぐ
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ニールセンの調査(2014年7月実施)によると、スマートフォンの利用時間全体のうち、WEBブラウザからの利用が28%であるのに対し、アプリからの利用は72%と、WEBブラウザの約2.5倍にあたることがわかりました。
それだけアプリ利用はスタンダードになって来ており、大きなビジネスチャンスも潜んでいることになります。
アプリビジネスといえば、「パズル&ドラゴンズ」や「モンスターストライク」、「ポケモンGO」などゲームアプリの躍進が目立ちますが、そんな中、「個人でもアプリを立ち上げ、参入して稼いでいこう!」というのが、このページのテーマになります。
後述しますが、僅か21歳で、アプリ開発で3,000万円を稼いだ個人の日本人プログラマーも存在する世界です。
そのためには開発のためプログラミング言語の習得が必要であり、ハードルは低くはありませんが、その分一度マスターしてしまえばとても強力な武器になります。
スマホアプリで稼ぐための基本的な知識をお伝えいたします。
個人がアプリを作成して、儲けるビジネスモデルは大きく2つの種類があります。
アプリは無料で提供し、そこにバナー広告を貼り、広告収入を得て稼いでいく方法です。
広告はクリック数に応じて1回あたり、0.2〜0.3円の収入が入る、「クリック報酬型」が主流になります。
ユーザーが広告を見てクリックする率は1%以下。
目安として、1,000万ダウンロードされた某アプリの広告収入は月30〜60万円。
1,000万ダウンロードという規模のヒットでも、平均的なサラリーマンの給料よりやや高いという印象です。
有料アプリの販売価格は100〜300円前後が中心です。
そして、売れた額がそのまま収入になるのではなく、アイフォン・アンドロイド共に、販売価格の3割は手数料としてもっていかれます。
例えば、100円の有料アプリが10万ダウンロードされれば、下記のような収入になる計算になります。
100円×100,000ダウンロード×自分の取り分70%=700万円
このように見ると、かなりの額が稼げそうですが、有料アプリのダウンロード数は無料アプリと比較すると100分の1程度しかありません。
また、有料となるとそれなりのクオリティが求められ、1つのアプリを開発するのに2か月はかかるとされています。
年に6本作成し、それが外れてしまった場合、全く収入が入らないので、ギャンブル的な要素があります。
無料・有料それぞれ参入する余地はありますが、個人が稼いでいるケースをみると、広告収入モデルの無料アプリの方が稼いでいる人が多い傾向にあります。
では個人でアプリを作成している人はどのくらいの収入を得ているのでしょうか?
スマートフォン向けアドネットワークを提供しているnendというサービスがあり、個人が作成した無料アプリの多くはこのサービスを利用して広告を配信しています。
そして、nendでは定期的に参画しているアプリの報酬状況や傾向を開示しており、2015年11月の公表分では次のことが伝えられました。
ボリュームゾーンになっているのは月1,000〜5,000円の収入で、全体の59%。
また、月50万円以上稼いでいるアプリは全体の1%となっています。
そして、毎月10万円以上稼いでいるアプリの30%は、1年後も10万円以上を稼いでいるとのことでした。
むやみやたらにたくさんのアプリを作ってもダウンロードされなければ収入はゼロになるわけで、数を絞っていかに多くの人が使ってくれるアプリを開発するかが重要ということですね。
売上トップ100に入るデベロッパー(開発者)には次の3つの共通点があることが判明しました。
※ユーティリティ系アプリとは、暮らしの中で使えるツール系アプリのこと
遊んでいて楽しく、ステージクリア型のゲームアプリのダウンロード数が伸びている傾向にあります。
このように業界の動向を把握することは収益に直結するほど大事であり、nendに登録して、随時発信される情報をチェックしておくことをおすすめします。
実際にアプリを開発する方法を知っておきましょう。
「iphone向け(iOS)」と「Android向け」でそのやり方は異なり、かかる費用も若干違います。
■Mac PC
画面サイズが大きいと作業がスムーズになります。MacbookAir 13がおすすめ。
■Xcode
開発に必要なソフト。App Storeのこのページからインストールできます。
※日本語ガイドも参照してください。
■iOSデベロッパプログラム
完成して公開するときにAppStoreへ申請します。ページはこちら。
※年間11,800円の参加費が必要です。
2014年6月にAppleから発表されたSwiftという言語を使用します。
プログラミング言語の習得については後述します。
実際にXcodeを使ってアプリを制作する手順を知るには動画で確認するのが一番です。
たくさんの手順動画がアップするので、これらを複数チェックすれば把握出来るでしょう。
ここでもいくつか評価の高い動画を紹介いたします。
■iOSアプリ開発講座
■iOSアプリ開発の基礎を知ろうiOSアプリ開発入門講座
■PC(Windows ,Mac OS X ,Linux)
最低 2GB、 4GBを推奨します。ハードディスク容量は1.4GB、画面解像度は最小1280 x 800。
■Android Studio (Android SDK)
開発に必要なソフト。こちらのページからダウンロードが出来ます。
容量は885MBあり、ダウンロードが完了するまで1時間程度かかるので、時間に余裕のある時にセッティングをしましょう。
■Java Development Kit (JDK) 7
アンドロイドのプログラミング言語はJavaを使用します。こちらからダウンロード出来ます。
Android Studio をインストール・起動する上で必須です。
■Google Play Developer
完成して公開するときの申請先。ページはこちら。
※初回のみ$25かかり、以降年会費はかかりません。
先述したように、Javaを使います。
iOSと同様、開発の手順を把握するには、動画での確認が理解しやすいです。
ここでもおすすめの動画をいくつかご紹介いたします。
■誰でもできるAndroidアプリの作り方
■3分で学ぶ Android Studio 【 アプリの新規作成 】
■Androidアプリ作成入門
開発前にアプリの画面設計図(ワイヤーフレーム)を作成する際は、Cacoo(カクー)やPrott(プロット)といった無料ツールを利用することで、手軽に作成できるのでおすすめです。
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iOSとAndroid、それぞれで開発するうえでのメリット・デメリットをご紹介いたします。
nendのデータで開示されている通り、最終的には両OSで販売するのが、収入を増やすうえでは理想です。
■ユーザーのアプリ利用率が高い
有料アプリも含め、アプリの起動率はアンドロイドを上回ります。
これは、AppleIDでの決済のしやすさなどが要因と考えられており、特に女性ユーザーの割合が高いです。
■マルチデバイス展開がやりやすい
iPod・iPhone・iPadなどの異なる種類でも画面や操作性はほとんど同じ。
そのため、完成したアプリを他のデバイスに提供し、リーチを増やすことが比較的容易に出来ます。
■検証端末が少なく、作業負荷が軽い
iOSを搭載している端末はiPhoneとiPadのみ。
そのため、検証端末はこの2つに絞られ、検証作業の手間が比較的かかりません。
■審査が厳しく、時間もかかる
iPhoneのアプリは一定のクオリティを維持させるため、厳格な審査が行われます。
審査結果が出るまでに1週間前後はかかるため、余裕をもってスケジュールを立てる必要があります。
■Androidに比べ、コストがかかる
MACPCがない方は、購入する必要がありますし、iOSデベロッパプログラムは年間参加費11,800円がかかります。
■世界シェアではAndroidの方が圧倒的に多い
米調査会社ガートナーによると、2015年の7〜9月に発売されたスマホのOS別シェアは、iOSが12%に対し、Androidは82%と圧倒的な差となっています。
日本だけで見ると、iOSのシェアは69.1%、Androidは30.0%と世界の潮流と真逆の傾向になっているのです。
そのため、世界全体の市場を狙いにいくのであれば、Androidでアプリ提供をした方が圧倒的にリーチが出来るということになります。
■申請から数時間後にはリリースが出来る
iOSが審査に1週間程度かかるのに対し、Androidは申請から数時間後にはリリースが可能になります。
スピード感を持って提供を行いたいのであれば、Androidの方が断然有利になります。
■初期コストがさほどかからない
Android対応アプリの開発は、ほとんどのOSが入ったPCであれば出来ますし、申請時に必要なGoogle Play Developerの登録も最初に$25かかるだけ。
比較的初期コストを抑えて事業をスタート出来ます。
■ユーザーのアプリ利用率が低い
ニールセン株式会社が2012年6月に調査したスマートフォン利用実態調査によると、1ヶ月以内に5個以上無料アプリをダウンロードした人の割合は、iPhoneユーザーのほうがAndroidユーザーより、10〜20ポイント高い割合となっています。
■対応機種端末が多い
現在、使用されているAndroidの端末数は4,000近いともいわれています。
もちろん全ての端末で確認することは不可能ですが、確実にiOSより多く、端末チェック作業の負荷がかかってきます。
・個人の参入障壁が高く、競合が比較的少ない
・プログラム言語を習得すれば委託受注の仕事も受けられる
・世界を市場に出来、当たれば巨額の報酬が見込める
・開発コストがさほどかからない
・プログラミング言語の習得が必要になる
・企業が開発したアプリも競争相手になる
・アプリ開発の着手から公開まで時間がかかる
こんな人に向いています!
・プログラミングの習得が苦にならない人
・普段からスマホアプリをよく使用している人
・一生使えるスキルを身に着けておきたい人
アプリストアのランキングを確認すればわかるように、ランキング上位のアプリは企業制作のものも多く、これらと争っていかなければいけません。
競合がひしめく中、個人がコストをかけずに勝負するにはやはり「アイデア次第」ということになります。
例えば、個人でアプリ開発をしている20Yさん(21歳)は、アプリで3000万円稼いだ実績があります。
開発したアプリは、「毛抜きの達人(収入300万円)」「ソフト職人(月収500万円)」「角栓にゅる(収入500万円)」などシンプルなゲームばかり。
しかし、そのアイデアが面白く、テレビなどでも紹介されるようになり、ジワジワと口コミで広まっていったのです。
20Yさんは、アプリで稼ぐコツとして、次の点を挙げています。
・アプリのタイトル名とアイコンは重要
・1度ヒットすると他の作品も売れる
・自分で作れなくても代行がある。必要なのはアイデア
まずは自分が「面白い」「あったら便利」と思うアプリを開発し、提供してみると良いでしょう。
その後はマーケティングや時流に沿ってカスタマイズしていく必要があります。
どんなビジネスも簡単にはいきませんが、その可能性を考えるとチャレンジしがいのあるビジネスです。
■この稼ぎ方に興味のある人はこんな稼ぎ方もオススメ!
・知識・スキルで稼ぐ
・アフィリエイトで稼ぐ
・ネットショップで稼ぐ
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