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皆さんも印税生活に憧れたことが、一度はあるのではないでしょうか?
しかし現実は一部の作家さんのみ可能で、凡人の一般人にとっては夢のまた夢。少し前までは、そうでした。
ところがネット社会の現在は、誰もが簡単に電子書籍を出すことが可能に。
やる気さえあれば、印税生活ができるようになったのです。
今回は初心者でも、会社員の副業としても、電子書籍で稼ぐ方法をガイドします。
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電子書籍とは紙の本ではなく、ディスプレイで読めるデジタルの出版物のこと。
Kindleをはじめとした「電子書籍リーダー」端末が誕生し、電子で本を読むことがより身近になりました。
さらに読むだけではなく、個人電子書籍出版サービス「キンドル・ダイレクト・パブリッシング(KDP)」の開始により、個人が気軽に本を出版できるようになったのです。
2022年時点で日本で出版できる電子書籍プラットフォームは、主に下記の4種類。
これから電子書籍で稼ぐのであれば、まずはKindleから始めてみましょう。
電子書籍市場の中でナンバーワンのシェアを誇り、圧倒的に多くのユーザーにリーチできるのです。またKindleが用意した関連ツールも充実しており、比較的スムーズに出版まで進めます。
今回は「Kindle出版」に限定して、解説します。
他のネットビジネスや副業と比較し、Kindle出版で稼ぐメリットとデメリットを紹介します。
ブログで稼ごうとすれば、収益が発生するまでに少なくとも3か月はかかります。
中には途中で心が折れ、挫折する方も少なくありません。
しかしKindle出版はAmazonが集客してくれるので、初月から収益が発生する可能性があります。
自分で文章を書き、表紙をデザインする。
そしてファイルをアップロードすれば完成!パソコン1台あれば、お金をかけずに完了です。
ブログのように、サーバー代やドメイン代も必要なし。何かの有料会員になることもありません。
ただ後述しますが、表紙のデザインなどは外注した方が手間も省けるし、よい仕上がりになる可能性もあります。
出版した本はあなたにとって資産となり、以降は自動でお金を生み出し続けてくれます。
そして販売する本が増える程、あなたの資産は積み上がってくるわけです。
憧れの印税収入、不労所得が可能になります。
本を出すことは、本の売上以外にもブランディング目的に利用できます。
他にも商品を販売している人であれば、その商品がいかに素晴らしいものであるか、本を通して宣伝することが可能です。
一番懸念されるデメリットは「頑張って書いたのに、まったく売れなかった」というリスクでしょう。
当然ですが商品なので、「この本は読む価値がある」と判断されないと購入してくれません。
売れる電子書籍を作るポイントに関しては、後述します。
Amazonの仕組み上厄介なのは、レビューがある点。
正当な評価であれば問題ないのですが、中には嫌がらせでつけられることも。そして悪いレビューは売上に大きく影響してしまいます。
悪質なレビューについてはAmazonに違反報告することで、削除してくれます。
「ぽちぽちクリックすれば、寝ていても収入が入ってくる」というような、よくある詐欺的なノウハウではありません。
読みやすい文章を書くスキルや、効果的なプロモーション手法を学ぶ必要があります。
しかしこれらのスキルや知識は、どのようなビジネスでも必須。Kindle出版で成功すれば、その他のビジネスにも応用できるでしょう。
Kindle出版でマネタイズする方法は、実は4種類あります。
購入されると1冊あたり、販売価格の35%の収入が入ります。いわゆる印税ですね。
ただしKDPセレクトというオプションサービスに登録すると、印税は70%に上がります。
KDPセレクトの適用条件は、Amazon以外では販売しないこと。そして本の販売価格を250円から1,250円の範囲で設定することです。
販売するプラットフォームはKindleで十分なので、販売時にKDPセレクトに登録することをオススメします。
一般的な紙の出版物の印税率が8〜10%と考えると、比べものにならない程高い割合です。
Kindle UnlimitedはKindleのサブスクサービス。
月額980円で、200万冊以上が読み放題になります。
出版した本をKindle Unlimited対象にすることで、1ページ読まれるごとに0.5円の収入が発生します。
0.5円と聞くととても少ない印象があるかと思いますが、読み放題サービスなので非常に多くの人に読まれます。
Kindle出版で稼ぐのであれば、Kindle Unlimited対象にするのは必須。
前述したKDPセレクトに登録すると、Kindle Unlimited対象になります。
Kindleインディーズマンガは、無料で電子書籍の漫画が読めるサービス。よって漫画での出版が対象です。
無料公開ですが、「分配金」として収益が支払われます。
分配金の明確な金額は提示されていないのですが、ダウンロード数などが指標となり、1ダウンロードあたり約20円程度の収入が発生します。
20円と聞くと安く感じるかもしれませんが、無料サービスなので多くの人に読んでもらうことが可能。Amazonによると2022年7月は、総額1,300万円以上の分配金がありました。
漫画だと参入障壁が高いので、絵心がある人はぜひチャレンジしてみてください。
印税収入はあくまでも副次的な収益とし、自分で展開しているサービスや商品を売ることをメインとする方法です。
たとえば何かの「コンサルティングサービス」への販売につなげるなどですね。
メールアドレスを登録させ、ステップメールで登録者を教育。最後に教材やサービスを訴求して、申込んでもらうやり方。
昔からある情報商材のアプローチ法ですが、Kindle出版をツールのひとつとして活用するのです。
一番気になる点は、個人の自費出版で得られる収入額ではないでしょうか?
ここではいくつかの事例を紹介します。
れおるーく(@leoruuku)さんは一度は勝手がわからず挫折したものの、2020年12月に再度挑戦。1か月目に567円、2か月目に5,176円と順調に伸ばしていきました。
表紙の改良やキャンペーンの実施などを行いつつ、販売する本を増やしていきます。2022年8月までに77冊の本を出版し、1か月のロイヤリティは70万円を超えたそうです。
出典「leoruuku blog」より
Mandarin Noteというブログを運営しているMarieさんは、ご自身のブログで収益を公開しています。
約25,000字で、約100ページ。内容は書評集(「原稿用紙一枚で好きな本を紹介していきます: 書評集」)です。
250円の販売価格で設定し、印税率は70%。Kindle Unlimitedの読み放題の収益と合わせ、販売開始から9か月経過後の売上は、約2万円とのことでした。
出典「Mandarin Note」より
Webライターのゆらり(@yurarigurashi)さん。
2021年2月に「1年以内に月収20万を達成する! マイペースにゆるく頑張りたい人向けの、Webライターとして稼ぐロードマップ」という電子書籍を販売。
1か月目12,893円、2か月目25,613円、3か月目31,249円と順調に売上を伸ばしています。
印税率は70%とKindle Unlimited読み放題対象で、初心者に易しい内容に。Kindle Unlimitedの無料体験を活用し、競合分析を行ったことが勝因とのことです。
出典「ゆらり暮らし」より
キンドル・ダイレクト・パブリッシング(KDP)で、本を出版するまでの手順を紹介します。
ターゲット層を想定し、どのような内容を伝えたいのかを固めます。
同時に本のタイトルや構成、おおまかな表紙デザインまでを考えておきます。
最初の段階で企画書を作成しておくと、今後の進行がスムーズになるのです。
本を書くのに必要な情報を集めます。
図書館に行って調べる。人と会って取材する。
自分の経験を本にするのであれば、これまでの経験を整理しておきます。
とくに文字数制限はありません。
WordやGoogleドキュメントを使い、原稿を執筆しましょう。
Kindleでの販売おいて、本の表紙は売上に大きく左右されます。いわゆる「ジャケ買い」です。
自作するのであれば、プロ顔負けのデザイン画像が作れるCanvaというサービス。
また自信がない人は、ココナラでプロの方に注文してしまうのも手です。5,000円から10,000円程度で、魅力的なデザインを作ってくれるでしょう。
KDPにアクセスして、「サインイン」をクリック。以降は指示に従って必要項目を入力していくと、登録できます。
アカウント登録を完了したら、出版登録を行います。登録時に必要な情報は、下記の通り。
・原稿データ
・表紙画像
・タイトル
・商品ページの紹介文
・検索用キーワード
・カテゴリー
・販売価格
KDPに対応しているファイル形式の一覧は、下記の通り。
・Microsoft Word (DOC/DOCX)
・EPUB
・MOBI
・Kindle Package Format (KPF)※日本語はサポート対象外
いずれかのファイルに変換して、アップロード。最大72時間かかる審査に通過すれば、晴れて販売開始となります。
EPUBはでんでんコンバーターを利用すれば、比較的簡単に変換できますよ。
比較的売りやすいジャンルはズバリ、お金と女性に関連するハウツー本です。
お金であれば「副業、投資、ギャンブル、ネットビジネス」。女性であれば、「恋愛ノウハウ」といった具合。
初月から売上を上げたいのであれば、これらのテーマを扱ってみましょう。
電子書籍の場合は表紙やタイトルを見て、購入を決めます。
魅力的なパッケージ作りは超大事。下手したら、本の内容以上に大切かもしれません。
タイトルはシンプルでわかりやすく。かつ造語を使ったり数字で効果を具体的に表すこととで、キャッチ―で人目につきやすくなります。
検索にひっかかるように、SEOを意識したキーワードも盛り込みましょう。
また表紙デザインに自信のない方は、ココナラやクラウドワークスを活用し、プロのデザイナーにお任せしましょう。
Kindle出版に限らずどのようなビジネスにおいても、マーケティングは大事。とくに競合調査はしっかり行いましょう。
似たようなタイトル、内容の本がないか探してみるのです。この際Kindle Unlimitedの「30日無料体験」を活用すれば、調査コストはかかりません。
もし似たような内容の本を見つけたらすべて目を通してみて、差別化を意識した本作りを行います。
今後作家として稼ぎ続けるのであれば、文章力の向上は必須事項です。読みやすくわかりやすい文章を書くことを、心がけましょう。
ちなみに私がこれまで一番役に立った本は「新しい文章力の教室」。
マンガ・アニメに関する最新ニュースを発信するサイト、コミックナタリーの編集長が執筆していて、マスターすればかなりの上級者になれます。
また文賢という文章作成アドバイスツールも、とても役立ちますよ。
Amazonは抜群の集客力を誇るので、SEO対策さえしていれば宣伝をしなくても売れます。
ただしより売上をアップさせたいのであれば、ツイッターなどのSNSやブログなどを活用し、積極的に宣伝しましょう。
宣伝用のアカウントやブログを所有していれば自己ブランディングにも有効で、新刊も売れやすくなります。
販売を開始して売上が思わしくなかったらそのままにせず、安定するまで改善を繰り返しましょう。
検証と改善を重ねることでノウハウは溜まり、あなたの強みとなります。
また情報が古くなる可能性もあるので、半年に1回くらいは内容を見直してアップデートしていくことも、売上維持には欠かせません。
Kindle出版のコツを掴んだら、あとは本を増やして売上を伸ばしていきましょう。
もちろん内容がスカスカであれば売れないので、質を維持して増やしていきます。
普段から本のネタ探しも、大切になっていきますね。
Kindle出版で稼げていない人の特徴を、列挙しています。
Kindle出版で稼げないと困っている方は、該当の箇所がないか確認して改善してみてください。
・最初に本の構成を固めないまま、気の赴くままに書き始める
・市場のニーズを無視して、自己満足の内容で書いている
・販売後は放置して、何も改善しないまま諦めてしまう
・宣伝活動を一切せず、Amazonの集客だけを頼りにする
・1冊書いただけで満足してしまい、拡大の意志がない
・本の執筆まで外注化して、コストがかかってしまう
Kindle出版で副業として稼ぎたいと考えている人の中には、副業禁止の会社で働いている人もいるかもしれません。
そのため「本当に副業に取り組んで、大丈夫だろうか?」と不安に思う人もいることでしょう。
まず民間企業であれば、副業を規制する法律は存在しません。
たとえ兼業禁止の企業で副業がバレたとしても、法で罰せられることはないと認識しておきましょう。(公務員は禁止ですが、申請すれば認められるケースもあります)
とはいえ、バレないに越したことはありませんよね。バレないために、確定申告時がポイントです。
まず副収入が20万円を超えれば、確定申告の必要が出て来ます。
そしてすでにご存じの方も多いかと思いますが、確定申告の提出時に確定申告書の第二表で「自分で納付」を選択して住民税を普通徴収にしましょう。
これで働いている会社に通知されず、副業がバレることはなくなります。
Kindle出版は自分の好きな時間に取り組めるので、副業にうってつけです。ぜひチャレンジしてみてください。
いかがでしたか?
今ではヤル気さえあれば、誰もが作家になれる時代です。
ゆくゆくは不労所得も不可能ではないので、とくに文章を書くのが好きな方はぜひチャレンジしてみてください。
■この稼ぎ方に興味のある人はこんな稼ぎ方もオススメ!
・知識・スキルで稼ぐ
・アフィリエイトで稼ぐ
・セルフブランディングで稼ぐ
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