トップページ > LINEスタンプで稼ぐ
日常のコミュニケーションツールとして、欠かせない存在となったLINE。
最新の発表では、主要4か国(日本・台湾・タイ・インドネシア)の月間アクティブユーザー数はおよそ1億7千万人となっています(「平成29年12月期 第3四半期通期決算説明会」より)。
そんなLINEにおいて、個人でもラインスタンプを作成・販売できる「クリエイターズスタンプ」が開始したのは、2014年5月のこと。
以来たくさんの自作スタンプが、誕生しています。
開始から1年後の2015年5月にLINEが公表した数値では、クリエイター上位10人の平均販売額が1億円を突破したことが判明。大いに話題になったものです。
しかし最近は「スタンプを作っても全然売れない」という声も、ネット上で増えてきました。
クリエイターズスタンプ開始当初は400個だった販売数も、今や482,084個(2017年12月時点)。これだけの数の中から選んでもらうのは至難の業。
「超売れているごく一部のクリエイター」と、「売上0に近いほとんどのクリエイター」の2極化が進んでいるのが現状です。
とはいえ1.7億人にリーチ出来る市場は、大変魅力的。
当ページは今から参入する人に向けての「稼ぎ方ガイド」です。
目次
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これからLINEスタンプで稼ごうと考えている人に知っておいて欲しい、トピックスをまとめています。
LINEスタンプは自作のスタンプが売れた時、その売上額をLINE社側とレベニューシェアする仕組みです。
現在は売上総額の35%が、クリエイターの取り分となっています。
このシェア率は2015年の2月に改訂。それまでは50%がクリエイターの取り分でした。
2015年5月からスタークリエイターの発掘を目的に、「月間MVP制度」がスタートしました。
MVPはダウンロード数を元に算出され、「総合」「ダウンロード累計」「クリエイター累計」「動くスタンプ累計」の4部門があります。
受賞特典は次の通り。さらなる売り上げ増が見込める支援を受けられます。
2015年5月18日から、トップクリエイターによるLINEスタンプ作品の商品化など、ライツマネジメント支援を行う「LINE Creators Management」を開始しました。
芸能事務所のような役割で、トップクリエイターをマネジメントし、作品に登場したキャラクターの育成支援を行うという内容です。
自作のキャラクターのグッズ販売を行っているトップクリエイターは多いですが、このマネジメント制度を通さずに自分で管理している人もけっこういますね。
2016年6月21日から、アニメーションスタンプ(動くスタンプonクリエイターズマーケット)の販売が開始されました。
動的スタンプは使っていて楽しいものです。
動くスタンプの販売価格相場は、静的スタンプの2倍。売上単価の向上が見込めます。
このようにさまざまな動向を見ると、「売れているクリエイター」はますます優遇される傾向にあり、2極化はこれからも広がりそうです。
LINE社では2014年11月と2015年5月の2回にわたり、人気スタンプの販売額を公表しています。
販売額からはクリエイターの収入も推測でき、公表当時は「ラインスタンプ販売はこんなに稼げるのか!」と話題になったものです。
それ以降販売額は公表していませんが、実際にトップクリエイターがどの位稼いでいるのかを確認ください。
当時クリエイターへの収入は、販売額の50%でした。クリエイターズマーケット開始から6か月後の数字です。
ランキング | 1セットあたりの平均販売額 | クリエイターの収入(50%) |
---|---|---|
上位10位 | 3,680万円 | 1,840万円 |
上位30位 | 2,360万円 | 1,180万円 |
上位100位 | 1,300万円 | 650万円 |
上位1000位 | 270万円 | 135万円 |
ひとつのスタンプで1,000万円以上稼げるというのは、やはり夢がありますね。
スタンプ1セットあたりの販売額 | 該当するスタンプ数の比率 |
---|---|
1000万円以上 | 0.2% |
100万円以上 | 2.1% |
50万円以上 | 1.7% |
10万円以上 | 7.4% |
1万円以上 | 29.4% |
1万円未満 | 59.2% |
合計 | 100% |
夢がある一方で、約6割のスタンプは1万円も稼げていないことが発覚。厳しい現実も認識させられました。
クリエイターズマーケット開始から1年後の数字です。2015年2月以降の作成分から、配分率は売上の35%に下がりました。
ここではクリエイターへの収入は、便宜上40%で算出しています。
項目 | 販売額 | クリエイターの収入(暫定40%) |
---|---|---|
スタンプ別上位10位平均 | 5,050万円 | 2,020万円 |
クリエイター別上位10位平均 | 1億900万円 | 4,360万円 |
上位10位のスタンプ販売額が、前回調査時の3,680万円から5,050万円に上昇。
さらに1億円以上を売り上げているクリエイターが存在していることが判明しました。
開始1年間で一億円プレイヤーが誕生。まるで芸能界やプロ野球の世界ですね。
トップクリエイターの方々を紹介します。どのようなスタンプが売れているのか、参考にしてください。
上位を独占している現時点でのナンバーワンクリエイター。作品数も非常に多いですね。どんな人でも使いやすいスタンプです。
・1位・2位・5位・6位「大切な毎日に、無難なスタンプです。」他
・販売作品数:223件
ランクインしているのは、両方とも「動くスタンプ」。普通のメッセージが動き出すという斬新なアイディアが素晴らしいです。
・3位・10位「え?今動いた!?ちょこっと動く顔文字くん」他
・販売作品数:26件
「毎日誰でも飽きずに使えるスタンプ」がコンセプト。いしいともこさんと同じ方針の作品であり、幅広い層に受け入れられやすいのでしょう。
・4位「誰でも使える毎日スタンプ」
・販売作品数:65件
インタビューによると、最初はなかなかヒットしなかったそうです。表情が乏しい作品が一番売れたので、「目が笑ってない着ぐるみたち」を作り、最初のヒットとなりました。
・7位「お前の悩みを俺が斬る」
・販売作品数:40件
いずれも動くスタンプ。シュールでかわいいと話題になりました。たかださんは学生で、友人と2人で制作。収入は前月の150倍になったそうです。
・8位「けたたましく動くクマ4」
・販売作品数:5件
トーンの違う作品を量産していますが、個人ではなく「クオン社」というキャラクタービジネスを展開している会社が手掛けています。
・9位「キモ激しく動く★ベタックマ2」
・販売作品数:96件
愛媛在住の人気イラストレーター・漫画家。動物を多用し、かわいらしさを強調した王道路線。今や個展も開催するほどの人気クリエイターになりました。
・「ゆるっと動く!カナヘイのピスケ&うさぎ」「カナヘイのシンプル日常編」他
・販売作品数:96件
青山学院大学の学生でしたが無事卒業。当初30以上作成し、その中の一シリーズが大ヒット。絵心がなくてもアイディア次第で売れるということですね。
・「うざいくまです。」「うざいくまです。動2。」他
・販売作品数:69件
兵庫県在住。こちらもヘタな絵が見事にハマりました。キャラクターグッズ販売など多角化を図っている模様。
・「うさぎ時々ひよこ。」「ひよこ時々うさぎ。」他
・販売作品数:8件
私も2015年前半に8種類ほどスタンプを作成し、販売しています。現在はツイッターのBOTなどを活用し、自動集客に切り替え。一切作業してません。
大きな金額ではないですが、それでもいまだに一定額をコンスタントに稼いでいます。
もし再開するとしたら、人気作品の第2弾や横展開をして、ヒットする確率を高めていく予定。
ちなみに私が販売している中で1、2を争う感じで売れているタイトルのひとつが、お金持ち男の1日です。
お金持ちになりたい人向けに「お金持ち体験」をしてもらうべく作成してみました。よろしければ利用してみてくださいね。
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人気作品を紹介しましたが、お伝えしたように実際は稼げていない人がほとんど。
作品数はますます増え、大半の作品は埋もれてしまっています。そんなリアルな現状を調査しました。
プロレススタンプ。14年9月にリリースし、初月20万円・翌月10万円と順調なスタートでした。
しかし間もなく、大手プロレス団体がクオリティの高いスタンプを販売。その影響で売上は急降下しました。
今では毎月1,000円程度の売り上げとのこと。
【出典】「週刊SPA!」2016年 9/20・27 合併号「ヤバい副業その後」より
15年9月に発売。発売開始から2週間の売上は2,061円。
初日に1,000円程度売れ、その後1日数十円の売上ペースです。
【出典】ふぐふぐ怒りのブログより
家族や友達が買ってくれた他はほぼ売れず。トータル売上985円。
しかも売上は1,000円から引き出せるので、事実上の無収入ということになります。
【出典】ネタりかより
いかがでしょうか?売れていないスタンプもそれなりのクオリティです。
しかしまったく売れないとのことで、宣伝方法など作品以外の要素もあるのでしょう。
現在売れているクリエイターの方の中には、最初はさっぱり売れずに試行錯誤した経験をもつ方も少なくありません。
失敗を繰り返しながら、あきらめずに作品を生み出し続ける必要があります。
・約1.7億人にリーチするため、ヒットすれば短期間に数千万円レベルで稼げる
・作り方に慣れてしまえば数日で1セット作れる
・過去の実績やテクニックは関係なく、アイディアで勝負出来る
・クリエイターズスタンプの数が急速に増えており、競争が激化
・運営会社側の都合でレベニューシェアが下がるなどのリスクが想定される
・LINEに依存しているので、LINEが下火になるとそのまま売上減につながる
こんな人に向いています!
・アイディアで勝負してみたい
・絵を描くのが好き・苦ではない
・LINEをよく使っていて、スタンプの利用シーンを熟知している
何よりも大事なのはマーケティングです。
クリエイターズスタンプの公式販売サイトから、カテゴリー別の最新人気ランキングを確認できます。
売れているスタンプの傾向・売れていないスタンプの傾向をそれぞれ調査しましょう。
これだけ多くのスタンプがあると、引っ掛かりのない凡庸なスタンプはあっという間に埋もれてしまいます。
売れているスタンプがどのようなアイディアで勝負しているかをチェックすることはとても大切です。
普段ラインでやりとりしている時に「こんなスタンプがあったらよいな」と感じることがあるでしょう。
その想いを大切にして、作品に落とし込めるようにしましょう。
その際どのようなターゲット層に利用してもらうかを決めておくと、スムーズにスタンプを作ることができます。
ニッチ戦略により、狭いターゲットを確実に狙う戦略です。
LINEスタンプ作成はストック型のビジネスモデルです。
たとえスタンプの売上がひとつ月千円しか稼げなかったとしても、10セット作れば売上は月1万円になります。
そして先述したクリエイター、wakutaさんのように30セット作って、その中のひとつが大ヒットするということも。
品質を維持しながらたくさんのスタンプを作り、販売していきましょう。数が増えれば収入も比例して拡大します。
またPDCAを回し、仮説検証を繰り返しながら量産していくと、作品の精度を高めていくことが可能です。
販売当初は「新着スタンプ」として紹介されますが、あっという間に埋もれてしまい、目立たなくなります。
LINEスタンプ販売で成功するために、プロモーション(宣伝活動)はとても重要な要素なのです。
プロモーションの手段は、下記のような方法が挙げられます。
・特設サイトを作り、作品の紹介や制作裏話などのコンテンツを用意
・ツイッターの専用アカウントを作り、画像付きのツイートで拡散
・FACEBOOKページを作成。イラストを投稿して「いいね!」を増やす
・友人や知人とのLINEでのやりとりの際、さりげなく自分の作品を使用
実際にトップクリエイターがどのように活用しているのか、定期的にチェックしましょう。
スタンプの公式販売サイトは、人気順と新着順に並んでいます。
そのため「人気上位のスタンプであればあるほど、ますます売れる」仕組みになっているのです。
よって販売開始時にプロモーションを一気に集中させ、人気ランキング上位を狙う必要があります。
プロモーション時期は分散せず、同時にあらゆる方法で展開しましょう。
LINEスタンプを販売して稼ぐには、次の3つの手順をふむことになります。
【1】企画
【2】制作
【3】プロモーション(宣伝活動)
この中で一番難しそうだと躊躇するのは、「制作」の部分ではないでしょうか?
私も当初はまったくの未経験で、やり方もわからず不安でした。しかし最終的には、8種類のスタンプを完成させています。
アプリなどの専用ツールを使用することで、とても簡単に作れたのは予想外でした。集中すれば3日位で1セットできてしまいます。
私が重宝しているのが「ScanStamp - 手描きスタンプ」というアプリ。
詳細はアプリの紹介ページに書いてありますが、おおまかな手順は下記の通りです。
1.下書き
メモ帳にスタンプ(8個以上)と、サムネイル2つを書く。私の場合は鉛筆で下書きし、マジックでなぞりました。
メモ帳は以下のものが一番使い勝手がよかったです。
コクヨ メモ帳 無地 B7 76枚 3冊パック メ-40NX3
2.パソコンに取り込む
描いた絵を「手描きスタンプ」アプリで撮影。撮影した画像を無料のイラストレーターに取り込みます。
3.イラストレーターで加工
画像の汚れをイラストレーターで取り除き、色を付けて完成です。
たったこれだけ。
私たちは素人なのですから、わざわざ高い機材を購入する必要もありません。あくまでも発想力で勝負しましょう。
「絵心がないので、どうしても描けない」という方は、外注でイラストレーターにお願いする方法もあります。
ライスンスタンプ作成代行サービスもあるのですが、10万円近くかかってしまうのでちょっとコストが高い。そこで以下2つの方法をオススメします。
ココナラとは、スキルや知識を売買できるオンラインマーケット。
さまざまなジャンルのスキルが販売していますが、「ラインスタンプ作成します」という商品があり人気です。
最安値は500円から。コスト効率が非常によく、ヒットすれば投資した額はすぐに回収できます。
多くのクリエイターが出品しているので、見本品を見ながら自分のアイディアに合うクリエイターを探してみましょう。
他に「LINEスタンプ制作のアドバイス」「申請のお手伝い」といった商品もあります。
ランサーズとは、「仕事を依頼した企業・個人」と「仕事を受けたい個人」をマッチングさせるサービス。
ラインスタンプを描いてくれる人を、ランサーズを通じて募集する方法です。
依頼概要を書いて、仕事を募集。募集条件が適正であれば、提案が複数の人から来るのでその中から1人お願いしたい人を選びます。
料金相場はココナラより高めですが、修正回数など自分で条件を決められるのがメリットです。
競争の激しい分野ではありますが、同時に約1.7億人に一気にリーチできるとても魅力的な市場です。
後発で参入するには、斬新なアイディアを生み出すことが必要。「ヒットするまでは絶対あきらめない」という強い覚悟をもちましょう。
人気のクリエイターは、たくさんの作品を生み出している人が多いです。
多くの作品を作るうちに、ユーザーにささる勘所がわかるようになり、ヒット作が生まれるという流れ。
魅力的な市場は、ヒットするまで相当な努力が必要。LINEスタンプ販売もそれに該当します。
一攫千金を狙いたいという方は、是非チャレンジしてみてください。
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