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当サイトでの最終的な目標としては、「何もしなくても定期収入を生み出してくれる資産をたくさん構築する」ことです。
これをストック型ビジネスと呼び、いわゆる「不労所得」になります。
このような資産を多く保有していれば、たとえ病気で働けなくなっても、収入が途絶えることはありません。
そのようなライフスタイルを当サイトでは目指していきます。
そして、そのための手段の一つとして挙げられるのが、毎月分配型の投資信託(毎月分配型投信)です。
このページでは、毎月分配型投信の概要と、失敗しない選び方のコツをお伝えします。
目次
※ページ内の該当箇所にジャンプします。
・毎月分配型投信とは?
・毎月分配型投信のメリットとデメリット
・投信選びの前に仕組みを知る
・様々なセールスアピールの落とし穴
・投信選びの最重要はこれ!
・まとめ
毎月分配型投信とは、その名の通り、分配金が毎月もらえるタイプの投資信託になります。
「投資信託の運用を続けながら、毎月の収入が入ってくる」という点が受け、売れ筋の金融商品になっており、証券会社に加え、銀行などでも販売を行っています。
ネット証券では下記のような証券会社が取り扱っています。
毎月分配型投信には、次のようなイメージがつきまといます。
・分配金が毎月もらえるのは安心だ
・分配金が増額したら、得した気がして嬉しい
・分配金が毎月出ているのは、運用が順調な証だろう
しかしながらどんな投資商品にもリスクはつきもの。
毎月の分配や分配金額が保証されているわけではないということをしっかりと認識しておくべきです。
ここでは、毎月分配型投信を利用する際のメリットとデメリットをお伝えいたします。
●毎月何もしなくても、一定額の収入が入ってくる
毎月分配型投信のメリットはこの1点につきます。
不労所得の収入が毎月入ってくるというのは、心の拠り所としてとても大きいものであるといえるでしょう。
●複利運用が出来ず、資産が増えない
分配型の対極に位置する無分配型の商品は、運用で出た利益を再度投資にまわします。
このように元本を大きくすることで、利益をさらに増やしていく。
これを複利運用と呼び、投資信託の一番の旨味ともいえるのです。
しかしながら、毎月分配型投信の場合は、運用益を顧客に分配することになるので、元本は無配型と比較し、大きく増えることはないのです。
そのため、長期的な視野でみた場合、「無配型投信の方が最終的に収益性が高かった」という可能性が出てきます。
●信託報酬などコストがかかる
毎月分配型投信の場合、毎月決算が発生するという手間がかかるため、信託報酬(金融機関に支払う手数料)は高くなる傾向にあります。
具体的には、年一度の決算型の投資信託の場合、購入金額の1%未満が信託報酬となることが多いのに対し、毎月分配型投信の場合は2%前後が平均的です。
1%の差ではありますが、投資額次第では大きな差となってしまいます。
●元本割れのリスクもある
毎月の分配金が発生するのは、運用益を出し続けていけるということが前提になります。
しかしながら、全ての期間において利益を出し続けることは、投資である以上、ほぼ不可能でしょう。
では、運用でマイナスになった時、分配金はどこから出されるのでしょうか?
その場合、顧客から集めた元本を切り崩すことになるのです。
そして、マイナス運用の状況が続けば、やがて分配額が減る、「減配」リスクが発生します。
このように、毎月分配型投信は毎月の収入をもたらしてくれる半面、利益をプールさせずらいという性質から、マイナス運用になった時のリスクが一気に高まるという面も持ち合わせています。
こちらは次の項目で詳しくお伝えします。
ここで、投信選びの際に必ず知って頂きたいことをお伝えします。
これを知ることで、各銘柄の投信のどこをチェックすれば良いかがわかるでしょう。
まずは、毎月分配型投信の仕組みを知る必要があります。
初めて、「毎月分配型投信」を購入しようとするとき、利回りの高さ確認し、利回りの良い銘柄を選ぼうと考える方も多いのではないでしょうか。
不動産物件を選ぶ際などは普通そうしますよね。
しかしながら、毎月分配型投信の性質上、このような選び方をする前に、一度冷静になってその仕組みを理解する必要があります。
分配金の出どころ。それは、主に次の3つになります。
【1】利子・配当等(インカム)
【2】値上がり益
【3】元本
そこで、毎月の分配金が10万円だったとして、【1】と【2】による収益が毎月5万円だとしたらどうなるでしょうか?
そうです、足りない5万円を元本から切り崩していかねばならず、将来的には分配金の減額、そして、最悪分配停止ということもあるかもしれないのです。
つまり、分配金率だけで投信選びの判断をすると非常に危険であるということになります。
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毎月分配型投信は、その人気のゆえ、日々新しい商品が次々と誕生しています。
具体的には2011年から2015年までは、実に2,815ものファンドが新設しています。
そして、各銘柄の案内説明には実に魅力的な商品説明が書かれているものです。
しかしながら、投資である以上、その商品には思わぬ落とし穴があることを忘れてはいけません。
ここでは、様々なタイプの投信に潜む弱点についてお伝えいたします。
カバードコールとは、ある資産を保有しながら、その資産のコールオプション(予め定めた価格で買う権利)を売却する戦略です。
原資産の一定水準以上の値上り益を放棄するかわりにオプションプレミアムを受け取ることが出来ます。
この戦略を採用している投信は、投資対象のコールオプションを毎月売却することにより定期収入を得るという仕組みが多いです。
また、この戦略は次のようなメリットが存在します。
カバードコール型投信のメリット
・保有資産の価格推移に関係なく、オプションプレミアムの収入が定期的に入る
・保有資産の価格が下落し、損失が発生した場合でも、プレミアム収入を受け取ることで、その損失が軽減される
しかしながら、カバードコール型投信は当然副作用も出てきます。
それは、相場が上昇して局面において、運用成績が他の指標と比べ、割り負けてしまうとのです。
例えば、日経平均が一気に上昇した場合、日経平均連動型の投資信託であれば、大きな収益を生み出すことになります。
一方、カバードコール型投信はオプションプレミアムが入る代わりに、一定水準以上の値上り益を放棄しているので、そこまで収益が伸びないのです。
よって、相場があまり動かない局面では有利に働く一方、相場の上昇局面においては、その弱さが露呈されてしまいます。
国債のメリットはその安定性にあります。
値動きが小さく、大儲けとはいかないものの、その安定性から、少しずつ確実に利益が増やせるのがメリットとされてきていました。
しかしながら、今は様々な国が「低金利政策」を導入しています。
そうなると、利回りが下がり、ついには信託報酬(手数料)を下回り、純資産が減ってしまうという事象が起きてしまうのです。
これを水没投信と呼び、以下の計算式に当てはまるものが該当します。
水没投信=信託報酬>最終利回り
実際、水没状態になっている国債投信は少なくありません。
いくつか事例を挙げてみましょう。
カテゴリー | 最終利回り(A) | 信託報酬(B) | A-B | 純資産(億円) | |
ダイワ日本国債ファンド |
国内債券-アクティブ | -0.1% | 0.1944% | -0.29 | 3,756 |
ダイワ高格付カナダドル債オープン |
先進国債券-北米 | 1.2% | 1.3500% | -0.15 | 2,965 |
三菱UFJ外国債券オープン |
先進国債権-世界アクティブ | 0.99% | 1.0800% | -0.09 | 883 |
※2016年11月時点の数値
このように、低利回りが信託報酬に打ち負けてしまっているという事象が発生しているのです。
アロケーション戦略型投信というのは、投資対象となる資産を、株式のみ、あるいは債権のみというように限定せず、複数の資産に投資し、資産配分を投資環境に応じて変化させる方法です。
例えば、上げ相場のときは株式などに積極的に投資をし、景気低迷局面の時は、安全資産である金先物に投資するといった具合です。
一見、賢いやり方に見えますが、その成績は銘柄毎にかなり差が出ているのが現状です。
リスクコントロール型投信は、上昇局面では株式などに投資し、相場下落局面において、今度は空売りなどを行うことで、儲けようとする投資手法。どちらの局面でも利益を出そうというわけです。
こちらも、文面上はとてもうまく行きそうですが、実際は日経平均連動型インデックス投信を下回っている成績のものさえあります。
どのような投資環境においても、プラスのリターンを上げることを目指していく投信です。
実に勇ましいコンセプトの投信ですが、こちらも実は日経平均連動型を大幅に下回っている成績の投信も少なくありません。
伸び盛りの新興国の株式を集めれば、上がらないはずはないと思わせる投信。
しなしながら、実際は、通貨の変動分も合わせると、「右肩上がり」というよりも「上下変動を大きく繰り返しただけ」に見えます。
例えば、中国の株式はジェットコースターのように変動し、下落局面に巻き込まれたら、あっという間に損失が拡大してしまうでしょう。
資源・バイオ・ITなど特定のテーマに関連する銘柄を投資対象としています。
このようなテーマくくりの投信は「売れやすい商品」という印象を各金融機関は持っているようです。
話題のテーマが投資意欲を刺激しやすいのでしょう。
しかしながら、このタイプの投信は、既に株式市場で有望とみなされているテーマが遅れて取り上げられるケースがあります。
つまり、既に割高になっているテーマの銘柄に後追いで投資をすることになります。
結果的に、「高値掴み」で損をしてしまうリスクも含んでいます。
このように、一見良さそうな投信であっても、リスクというものはつねにつきまといます。
セールストークに騙されないようにするのが肝心なのです。
これまで読んでいただいた皆さんは、「投信選び」に何が大事か、もうおわかり頂けたことでしょう。
毎月分配型投信を選ぶ際にもっとも重要なチェックポイント。それは、運用実績なのです。
この段階で、必然的に、次々と登場する新商品は選考対象から除外します。
運用前であればいくらでも良いことが言えてしまうのです。
それをいちいち真に受けていたら、全部の新商品を購入する羽目になるでしょう。
運営実績がないということは「良し悪しを見分けようがない」ということなのです。
一方、研究していただくとおわかりになると思いますが、運用でしっかりと実績を残せている投信は、その後も良い成績を維持する銘柄が多い傾向にあります。
運用実績を見ながら複数の様々な銘柄を購入し、ポートフォリオを築いておくと良いでしょう。
如何でしたでしょうか。
毎月分配型投信は、収入が定期的に入るという魅力を抱かえる一方で、運用成績が下がると、たちまち危険水域に陥ってしまうというリスクがあります。
このリスクを排除するには、優良な銘柄を見極め、選択するしかないのです。
投資信託は「プロが運営する」というのが利点でありながら、必ずしも全ての銘柄が良い成績をおさめるわけではないというのが恐ろしいところです。
銘柄選びは運用実績を重視する。
これだけでかなり結果が変わってくることでしょう。
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